チェンライの児童保護施設を訪問!
サワディーカー!
彩(さい)です。
チュラローンコーン大学は10月20日から24日まで授業がありません!
なぜかというと、卒業式+土日+ラーマ4世の亡くなった記念日(の振替休日)が重なったからです。
※ 公立大学の卒業式には必ず王族の方が来賓されます。国王のご崩御があって卒業式がキャンセルされた大学もあるようですが、チュラは毎年来賓されている王女さまに今回も来ていただけることになりました。しかし卒業式は朝の部と昼の部が2日間あるため、王女さまはチュラと王宮を何度も往復することに、朝の部に参加する卒業生は王女さまに合わせて朝4時半に集合することになったらしいです。💦
せっかくの長い休日なので、この数日間、私はチェンライの児童保護施設G.R.O.W.を訪れていました!
G.R.O.W.とは?
G.R.O.W.では、虐待、売春、貧困、親不在などで苦しむ子どもを毎年数人保護し、子どもが上記のような脅威に脅かされず健康に育つよう、キリスト教を通してサポートしています。
現在住んでいる子どもは23人(うちスタッフの子どもが5人)。子どもたちが抱えてきたものは大きく、傷を癒すには時間がかかります。そのため、一人一人に時間を割けるように、あえて少人数で暮らしています。
詳しく知りたい方はこちらからどうぞ(英語サイトです)。
私は別にキリスト教徒でもなんでもないですが、数年前にここのスタッフと知り合った時、この取り組みに感激して「東南アジア」や「人身売買」や「貧困」や「ボランティア」といったものに興味を持つようになりました。
それで前回ラオスへスタディーツアーに行ったりしたわけですが、タイにいるならG.R.O.W.は訪れなきゃ!と思っていたので、今回3泊4日で決行した次第です。
さて、この施設はボランティアによって成り立っています。
建物は寄付金から、衣服や生活必需品、おもちゃも寄付から。また、フルタイムのスタッフ以外にも何人かがボランティアとして無償で働いています。
子どもたちは学校から帰ってきた後、自分の服を手洗いしたり、食事作りを手伝ったりと、これから一人で生きていくために必要なことを少しずつ学んでいます。
驚いたのは、焼却炉も子どもたちで手作りしたということ。また、施設の外には魚の養殖所や鶏小屋、畑などがあり、すべて自分たちで食べるか売るかするそうです。これはお金がないということもありますが、将来のことを考えて、出来るだけ様々な技術を身につけさせるためでもあります。
施設のスタッフさんは、「将来子どもたちが十分働けるように、裁縫、パンやケーキ作り、自転車や車の修理、言語などを教えていきたい。そのためにはもっとたくさんのボランティアが必要だ」とおっしゃっていました。
また現在、水が出ない、女子寮が足りない、食堂がなく外で調理している、などの問題も多くあります。しかし、例えば食堂を作るためには約3,000,000バーツが必要で、つまり1000万円近くを寄付金で集めなければなりません。(幸い食堂分の寄付金が集まったようで、今月末から工事が始まるようです!)
……こういうものを自分の目で実際に見て、改めてボランティア活動の重要性を感じました。
日本にいる時は、私は遠く離れたところに住んでいるから何もできない、って思っていました。でもやろうと思えば、寄付もできるし、旅行の代わりに海外でボランティアだってできるんですよね。
お金や人材が不足しているのはここの施設だけではないので、この記事を見てくださった皆さんがボランティアに興味を持って、何か始めていただけたら幸いです。
あ!みなさんはマカンポンってご存知でしょうか?滞在中に初めて食べたのですが、日本語サイトにあまり情報が載っていなかったので紹介したいと思います。
マカンポンは木になるフルーツです。フルーツと言っても、とても苦いです。でも後味が甘いので、また食べたくなって、食べて「うわ苦い」を繰り返してしまう感じの、中毒性のあるフルーツです。
バンコクの市場で売っているのを見かけたことがないのですが、タイ北部だけなのか、それとも「売ってないけど食用」みたいなノリなのか、どっちなんでしょうか?
彩(さい)