タイ国王が御崩御されました。
サワディーカー!
大変お久しぶりです、彩(さい)です。
ラオスへスタディーツアーに行って、食中毒に苦しんで、中間テスト期間になって……と気がついたら1ヶ月経ってました。最近忙しいです。いいことですね!
まあそんなことは今後書いていくとして。
おそらくこの記事を見ているほとんどの皆さんはご存知だと思います。
本日、プミポン国王が御崩御されました。
詳細は在タイ日本国大使館ウェブサイトを見ていただけたら分かると思います。
心より御冥福を申し上げます。
この記事では、現在私が知り得る情報や率直に考えたことを書きます。
タイの政治がこれからどうなるかなどを考察したい方はちょっと違うかも。あくまで何も詳しくない一留学生の視点です。
①タイ人の国王愛に改めて感心した
お店や街中やタクシーなど、常日頃からあちらこちらで見かける国王の写真。御崩御の発表がされたのは19時だったので、まだ実際にタイ人の反応を見ていないのですが、SNSなどを通して改めて彼らの国王愛の強さを感じました。
- SNSのアイコン:御崩御の発表がある前はこのアイコン↑(「○○○は国王を愛している」、左側に自分の名前を入れます)、発表の後は真っ黒のアイコンに変える人が何人かいました。ぶっちゃけ日本だったらそこまでやらないですよね。
- SNSのトレンド:本日のTwitterトレンド、タイ国王に関するものが多いです。例えば#เรารักในหลวงとか#ขอเป็นข้ารองพระบาททุกชาติไปとか#LongLiveTheKingとかで検索かけてみてください。日本語で書いてあるツイートもあります。ツイート数からもツイート内容からも、国王がどれだけ愛されていたかがわかります。
- テレビ:全局で国王についての公式発表を放送していました。これはまあ、王国だから当たり前かもしれません。
- 友人情報ですが、国王が入院されていた病院にはピンクや黄色の服を身につけた国民が多く集まっていたようです。ピンクは国王の健康を祈る色。黄色は国王が生まれた曜日の色でした。
②これからのタイはどうなるのか?
これからタイの政治や社会はどうなるのか?それはおそらく、タイ人でさえ分かりません。国王は1946年に即位されてから、実に70年ものあいだ国を治めておられました。前国王の時代を生きていた人はほんの僅かだろうし、70年で色々なことが変わったでしょう。
なのでとりあえず、これからの「喪に服す期間」を中心にシェアします。
- 大学はある:政府が休日にすると定めなかったため、明日も大学の授業はあるようです(ちょっと残念)。今後どうなるかは分かりません。来週には王族を招いての卒業式が行われる予定だったのですが、それもどうなるのか分かりません。
- 黒い服を着る:外出の際、黒い服を着るようにとのことでした。又聞きなのでどのくらいの期間そうすればいいのか分かりませんが、政府関係者は1年間黒を着るようです。大学へは通常通り、制服を着ていきます。
- エンターテイメント禁止:1ヶ月間お祝い事やお祭りは禁止です。バラエティー番組の代わりに国王の歴史を流し、タイのウェブサイトは全て白黒に。エンターテイメントは禁止ですが、ビジネス的な観点からか、遊園地やショーは数日後から営業を再開するようです。また、ラプンツェルのワンシーンのモデルとして有名なコムローイは、タイ人用は中止だがインターナショナル向けは開催するとか、どちらも中止とか、どちらにせよ人々が勝手に上げるとか、様々な情報が飛び交っています。
- ぶっちゃけクーデターと爆発事案が怖い:もし国王が御崩御されたら、以前からあった派閥争い(赤シャツ・黄シャツなど)がさらに激しくならないか?というのは以前から心配していたことでした。また、今年の夏にタイ南部を中心にいくつか爆発事件が起こったことはご存知でしょうか。数日間、大使館から届いた「爆発事案発生の可能性に関する報道について」によると、再来週25〜30日にバンコク周辺で爆発事案が発生する可能性があるようです。私はバンコク中心部に住んでいるので、結構、本当に、怖いです。タイって一見平和で過ごしやすい国だけれど、やっぱりこういうことがあると危険だなと感じます。日本っていいね。
今日はとりあえずこのくらいで!基本情報と定かでない情報ばかりですが……💦
またタイの友人やネットから情報を得次第アップデートしていこうと思います。
タイの歴史的瞬間に立ち会えていると思ってポジティブに生きようと思います。💪
彩(さい)